経営における最強の投資術

COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の第3波と言われ、感染者数が爆発的に増えています。現場で治療にあたっている医療従事者の方々には、本当に頭の下がる思いで、感謝に堪えません。

 

観光関連や飲食業をはじめ、多くの企業の業績に多大な影響を及ぼしています。私たちのクライアント様でも、売上や利益の維持・確保に向けた様々な取り組みを行っていらっしゃいます。先日、とあるクライアント企業の経営者B氏とお話しさせて頂くなかで、チャレンジについての話題になりました。B氏曰く、チャレンジが足りないとのこと。お話しを伺っていくと、「守りの姿勢が強く、チャレンジ精神が足りない」ということと、「プランの検討が十分でなく、経営判断が出来るレベルに達していない」という点が、ミックスしている様子がうかがえました。

 

経営学者のピーター・ドラッカーは、著作の中で「企業の目的は顧客の創造である」と定義し、顧客の創造のためには、マーケティングとイノベーションが最重要課題であると位置付けています。マーケティングにより自社のお客様をよく知り、イノベーションにより新しい価値を創出せよ、というのが主張です。

 

イノベーションといっても「世紀の大発明」とった大袈裟なものではありません。今ある商品を少し改良したり、売り方や仕事のやり方を変えてみるのも、立派なイノベーションです。もっと手軽に「心地よいサービスを提供するため、お客様に笑顔で挨拶しよう!」と決めて実行するのも、立派なイノベーションです。笑顔で挨拶するのに、チャレンジ精神はあまり必要ないでしょう。費用もタダ、0円ですから、これで1円でも利益があがれば、ROIは無限大、まさに最強の投資術ですね(笑)。

 

お金をかけないで、自分達が出来ること、やりたい事を、楽しく考えてみることからスタートすると、小さな成功体験が蓄積でき、次のチャレンジに・・・という好循環も生まれ、人材の育成にもつながると思います。皆さんの組織では、いかがでしょうか?

 

お問合せやご相談は コチラ まで。

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